2025年10月にフルモデルチェンジを果たした新型クロスビー(XBEE)。
初代(2017〜2025)からの乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新型と旧型の「デザイン・エンジン・価格・グレード」の違いを中心に、燃費(WLTC)や内装・安全装備まで分かりやすく比較します。
最後に「どっちを選ぶべき?」の指針もまとめているので、購入判断の参考にどうぞ。
目次
新型クロスビーと旧型クロスビーの主要スペック比較

項目 | 新型クロスビー(2025年〜) | 旧型クロスビー(2017〜2025年) |
---|---|---|
エンジン形式 | 1.2L 直3 自然吸気(Z12E)+ マイルドハイブリッド | 1.0L 直3 ターボ(K10C)+ マイルドハイブリッド |
トランスミッション | CVT | 6AT |
燃費(2WD・WLTC) | 22.8 km/L | 18.2 km/L |
燃費(4WD・WLTC) | 20.6 km/L | 17.0 km/L |
価格帯(税込) | 約1,942,000〜2,335,000円 | 約1,804,000〜2,240,000円(参考) |
※燃費はカタログ値(WLTC)。実際の道路状況・季節・積載・タイヤ等により変動します。価格はボディカラー・オプション等で増減します。
デザインの違い|丸みから“スクエア基調のタフさ”へ

新型:四角を基調に角を丸めたタフでSUVらしい外観へ刷新。
グリル・ランプ意匠・ホイールデザインも見直され、アウトドアシーンに映える存在感が増しました。
旧型:丸型ライトや曲線ボディで親しみやすい雰囲気。
カジュアルでポップなデザインが特徴でした。
- 新型:直線基調でワイド感・安定感を強調
- 旧型:丸みのある可愛らしいルックス
- カラーは新型で全13通り(モノトーン+2トーン)と選択肢が豊富
インテリアの違い|質感アップと使い勝手の向上

新型:水平基調の造形で見切りが良く、ダッシュボードからドアトリムまでの連続感により広がりを感じる室内に。
レザー調や撥水ファブリックなど素材感も向上し、二段式センターコンソールで収納力も◎。
- 新型:7インチカラー液晶メーター、ステアリングヒーターなど快適装備が充実
- 新型:オプションのヘッドアップディスプレイや上質シート表皮設定(パッケージ)
旧型:ツートン加飾や丸モチーフでカジュアルな空間。
大型の小物入れやラゲッジの使い勝手など、日常で便利な工夫が多い点が魅力でした。
エンジンと走りの違い|ターボから自然吸気へ、実用域を磨く

新型:1.2L NA(Z12E)+CVT。出力・トルクは穏やかになった一方で、静粛性・燃費・街乗りの扱いやすさが大幅に向上。
CVT制御の最適化で発進〜巡航がスムーズ。
旧型:1.0Lターボ(K10C)+6AT。
小排気量ながらトルクに余裕があり、加速の軽快さが持ち味。
新型と旧型の選択肢
- 日常使い(通勤・買い物)やロングドライブの負担軽減を重視するなら新型
- ターボの瞬発力が好みなら旧型も選択肢
安全装備・運転支援の違い|最新セーフティを全車標準化
新型:スズキセーフティサポートが進化。
全車速対応ACC、車線維持支援、ブラインドスポット、後退時ブレーキサポートなど先進装備が標準で充実。
旧型:グレードや年式により装備差があり、ACCの作動範囲や警報機能が限定的な仕様も。
- 高速道路・渋滞路での運転負荷軽減は新型が優位
- 安全装備の“標準化”で選びやすさも向上
グレードの違い|新型は「MX/MZ」の分かりやすい2本立て
新型クロスビー
- HYBRID MX:シンプルで価格重視。2WD/4WD設定。
- HYBRID MZ:上質装備を標準化。LED、電動パーキングブレーキ、ステアリングヒーター等。2WD/4WD設定。
旧型クロスビー
- HYBRID MX:ベース。必要装備中心。
- HYBRID MV:中間。快適装備と加飾を強化。
- HYBRID MZ:最上位。LEDライト、内装加飾、先進装備が充実。
旧型のグレードはこちら
※グレード名・装備内容は発売地域・時期・オプション選択で差異が出る場合があります。購入前に最新の公式カタログ・見積書でご確認ください。
ボディカラーの違い|新型はツートン中心に全13通り
新型:モノトーン4色+2トーン9色の計13通りを設定。
新色「ミスティックブルーメタリック」など、SUVらしい深みのあるトーンが人気の予感。
旧型:ビビッドな差し色の2トーンが充実し、遊び心のある配色が多かったのが特徴。
燃費(WLTC)比較|新型は2WDで22.8km/L
モデル | 駆動方式 | 燃費(WLTC) |
---|---|---|
新型(2025〜) | 2WD | 22.8 km/L |
旧型(〜2025) | 2WD | 18.2 km/L |
新型(2025〜) | 4WD | 20.6 km/L |
旧型(〜2025) | 4WD | 17.0 km/L |
実用域での扱いやすさと静粛性が高まり、街乗り〜郊外での実燃費も新型が有利になる傾向です。
実燃費の目安(編集部推定)
走行条件 | 旧型の目安 | 新型の目安 |
---|---|---|
市街地 | 約13〜15 km/L | 約16〜18 km/L |
郊外 | 約17〜19 km/L | 約19〜21 km/L |
高速道路 | 約20 km/L 前後 | 約22 km/L 前後 |
※編集部推定。気温・渋滞・勾配・積載・タイヤ・空気圧などで上下します。
どっちを選ぶべき?用途で選ぶ最適解
- 新型が向いている人:燃費・静粛性・最新の安全装備を重視/街乗り・通勤がメイン/長距離で疲れにくいクルマが良い
- 旧型が向いている人:ターボの瞬発力が好き/丸みのあるデザインが好み/予算を抑えたい(中古含む)
総合的には、新型は「経済性+快適性+安全性」が大きく強化され、日常の満足度が高い一台。
走りのキャラクターや予算・デザインの好みで選び分けるのが正解です。
参考リンク
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