【新型クロスビー MND1S】安全装備を徹底比較|旧型MN71Sとの違いと進化ポイント

新型クロスビーのエクステリア

2025年10月、スズキ・クロスビーが待望のマイナーチェンジを迎えました。

型式はMND1S(5AA-MND1S)へ変更され、外観デザインだけでなく、安全性能が大幅に進化しています。

この記事では、旧型MN71Sとの違いを中心に、新型の安全装備を詳しく解説します。

新型と旧型の安全装備を比較

【新旧比較】クロスビー新型と旧型の違いを徹底解説!

マイナー前モデル(MN71S)は2017年から販売され、スズキセーフティサポートを採用していました。

一方、新型MND1Sでは安全技術が「第2世代」へと進化。

検知方式・作動精度・運転支援範囲がすべて刷新されています。

項目 旧型 MN71S 新型 MND1S 進化ポイント
衝突被害軽減ブレーキ デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS) デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBS II) 交差点対応・夜間検知性能が大幅向上
ACC(クルーズコントロール) 一部グレードのみ/停止保持なし 全車標準/全車速追従+停止保持 渋滞時も自動追従可能に
車線維持支援・逸脱抑制 車線逸脱警報止まり 車線維持支援+逸脱抑制制御あり 操舵支援が加わり安定性UP
ブラインドスポットモニター 上位グレードにオプション 全車標準装備 死角検知精度が向上
リヤクロストラフィックアラート 非搭載(後退時ブレーキサポートのみ) 標準装備 駐車場での安全性UP
ハイビーム制御 ハイビームアシスト アダプティブハイビーム(HYBRID MZ) 対向車検知で部分制御可能
電動パーキングブレーキ フット式 EPB+ブレーキホールド(HYBRID MZ) 停止保持・坂道発進がスムーズ
標識認識機能 速度標識のみ 進入禁止・一時停止・信号認識に対応 認識範囲が拡大
全方位モニター メーカーオプション 同様にオプション設定 高精細化+ガイド線改善
受動安全構造 TECT構造+歩行者保護ボディ TECT構造を継承・最適化 軽量化と剛性バランスを改善

技術的な進化の中核:デュアルセンサーブレーキサポートII

旧型MN71Sに搭載されていた「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」は、当時の軽・小型車としては高水準でしたが、夜間や交差点での認識精度には限界がありました。

新型MND1Sでは、カメラ+ミリ波レーダーの組み合わせに進化。

従来のレーザーセンサーよりも広角・遠距離の検知が可能になり、夜間歩行者や自転車にも対応します。

  • 夜間の歩行者・自転車を検知
  • 交差点内の車両や横断者にも反応
  • 衝突被害軽減ブレーキの作動速度域を拡大

この改良により、都市部の「右左折時」「見通しの悪い交差点」「夜間郊外走行」でも、より実用的な安全性能を発揮します。

運転支援も大幅進化|ACC+車線維持支援の自然な制御

新型クロスビーのインテリア

旧型の全車速追従クルーズコントロールは、停止保持非対応で、渋滞時は手動操作が必要でした。

新型では完全停止保持対応となり、渋滞でも自動的に追従→停止→再発進まで制御可能。

また、ステアリング制御を行う「車線維持支援機能」が新採用され、直進保持やカーブ通過時の支援精度も向上。

長距離ドライブ時の疲労軽減効果が大きく改善されています。

  • 停止保持付きACC
  • ふらつき警報・発進お知らせ
  • 車線維持支援/逸脱抑制
  • 標識認識+HUD連携(HYBRID MZ・オプション)

死角・後方検知機能の強化

新型クロスビー

旧型MN71Sでは、ブラインドスポットモニターが上位グレードのみ設定でしたが、
新型MND1Sでは全車標準化。加えてリヤクロストラフィックアラートや降車時警報機能も搭載され、後方安全支援が充実しました。

これにより、駐車場でのバック時や、車線変更時のヒヤリハットが大幅に減少。

実用性の高い安全装備群として評価されています。

受動安全構造は継承しつつ進化

クロスビーの基幹安全技術である「TECT構造(軽量衝撃吸収ボディ)」は新型でも継続採用。

さらに、ボディ剛性を最適化することで、衝突時のエネルギー分散性能が向上しています。

また、前席・側面・カーテンまでの6エアバッグを標準装備し、歩行者保護ボディも健在。

受動安全面では旧型の強みをそのまま引き継ぎつつ、改良が加えられています。

新旧の安全装備まとめ

クロスビー
  • 新型は「第2世代スズキセーフティサポート」を採用
  • 全車速ACC+停止保持・車線維持支援で自動化が進化
  • ブラインドスポット・RCTAが標準装備化
  • ミリ波レーダー導入により夜間検知性能が向上
  • EPB・AHSなど快適性を兼ね備えたHYBRID MZが最注目

旧型MN71Sも決して安全性が低いわけではありませんが、
新型MND1Sは明らかに“今の基準”に合わせて再設計されたモデルです。

どちらを選ぶべきか?

新型クロスビーと旧型クロスビー

中古市場で旧型MN71Sを検討している人も多いですが、次のような使い方をする人には新型をおすすめします。

  • 夜間・雨天の走行が多い
  • 渋滞区間での長距離通勤をする
  • 子どもを乗せる機会が多く、安全性を最優先したい
  • 最新運転支援(ACC・車線維持)を活用したい

逆に、コスト重視で街乗りメインなら旧型でも十分な安全性能があります。

ただし、ブラインドスポットやACC付きグレードを選ぶことをおすすめします。

まとめ|MND1Sは安全性能で明確な進化を遂げた

新型クロスビー

新型クロスビー(MND1S)は、旧型MN71Sから単なる装備追加ではなく、

安全思想そのものが「次の世代」へ移行したモデルです。

特に以下の3点は注目ポイントです。

  1. デュアルセンサーブレーキサポートIIの採用(検知能力向上)
  2. 全車速ACC+車線維持支援の標準化
  3. 死角・後方検知機能の全面強化

これらの装備により、クロスビーはコンパクトSUVクラスでもトップクラスの安全性能を実現しました。

「安心を選ぶなら、MND1S」という結論で間違いないでしょう。

※本記事は2025年10月時点のスズキ公式装備表・安全装備ページをもとに構成しています。

仕様やオプション設定は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトまたは販売店でご確認ください。

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