「クロスビーの新車を検討しているけど、実際の総額がいくらになるのか不安…」
「グレードによって価格差が大きいみたいだけど、どれを選べばいいのかな」
新車購入の際は、メーカー希望小売価格以外にも、様々な諸費用やリサイクル料金などが加算されます。
特にクロスビーは、グレードやカラーバリエーション、オプション装備によって価格が大きく変動するため、事前に総額を把握しておく必要があるでしょう。
この記事では、クロスビーの購入を検討している方に向けて、
- 各グレードの価格と装備の違い
- 人気のカラーバリエーション
- 購入時に必要な諸費用の詳細
上記について、実際に自動車販売店で10年以上の経験を持つ筆者が詳しく解説しています。
目次
クロスビーの新車価格の内訳

クロスビーの新車価格は、グレードによって約194万円(MX)から設定されています。
価格設定の背景には、スズキが都市部での使いやすさと、アウトドアでの実用性を両立させた新しいコンセプトカーとしての価値を込めた狙いがあります。
具体的には、HYBRID MZが219万円~、HYBRID MVが208万円~、HYBRID MXが194万円~となっており、各グレードの装備や機能に応じて価格が設定されています。
さらに、価格に加えて、登録費用や環境性能割(旧・自動車取得税)、重量税などの諸費用が必要となります。
諸費用は地域や時期によって変動しますが、おおよそ20万円から30万円程度を見込んでおく必要があるでしょう。
新車の購入費用のトータルは、250万円程度になります。
HYBRID MZの価格詳細

スズキ・クロスビーのトップグレードHYBRID MZの新車価格は219万円からとなっています。
4WDを選択した場合は223万に跳ね上がりますが、雪道の走行が多い方やアウトドア好きにオススメ。
価格に含まれる諸費用は、環境性能割や重量税、自賠責保険料などが挙げられます。
たとえば、自動車取得税、重量税、自賠責保険料などで15万円程になるケースもあるでしょう。
登録費用は新規登録手数料5,000円と車庫証明手数料2,500円が必要になる場合があります。
納車時に必要な費用として、納車整備費用が3万3,000円、リサイクル料金が1万520円かかることも一般的です。
MZグレードには、デュアルセンサーブレーキサポートやアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備が標準装備されているのが特徴的。
内装には高級感のある本革巻きステアリングホイールやシフトノブを採用し、快適装備も充実しています。
オプションでは、スマートフォン連携ナビゲーションが約15万円、全方位モニター用カメラパッケージが8万8,000円で選択可能です。
HYBRID MVの価格詳細
スズキ・クロスビーのHYBRID MVは、人気グレードの中でもコストパフォーマンスに優れたモデルです。新車価格は207万9,000円で、メーカーオプションを除いた標準装備での価格となっています。
購入時には、別途登録諸費用として約2万3,000円が必要となるでしょう。
車両本体価格に加えて、自動車税は年間2万5,000円を見込む必要があります。
自動車重量税は初回車検時まで3年間で1万6,400円が発生。自賠責保険料は約2万5,000円。
装備面では、運転支援システム「スズキセーフティサポート」を標準搭載しています。デュアルセンサーブレーキサポートやアダプティブクルーズコントロールなど、安全性能も充実した内容です。
内装には上質な素材を採用し、シート表皮にはファブリック素材を使用。スマートフォン連携に対応した9インチHDディスプレイオーディオも標準装備となっています。
燃費性能は18.2km/L(WLTCモード)と経済的な走りを実現。維持費の抑制にも貢献するモデルでしょう。
HYBRID MXの価格詳細
スズキ・クロスビーのHYBRID MXは、エントリーグレードながら充実した装備を誇ります。
新車価格は194万円からスタートし、4WDを選択すると約15万円のプラスとなるでしょう。
標準装備には、デュアルセンサーブレーキサポートやアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備が含まれています。
諸費用を含めた総額は、2WDモデルで約200万円前後になりました。
これには、登録費用や環境性能割、重量税、自賠責保険料などが含まれています。
オプション装備では、メーカーオプションのLEDヘッドライトパッケージが人気です。
内装は、シンプルながら機能的なデザインを採用。シートファブリックには撥水加工が施され、アウトドアでの使用も想定した仕様となっています。
燃費性能は、2WDモデルでWLTCモード18.2km/Lを実現。経済的な維持費も魅力的なポイントでしょう。
ボディカラーは全8色から選択可能で、2トーンカラーを選ぶと5万5,000円の追加料金が必要になります。人気色は、シフォンアイボリーメタリックとブラックのツートンカラーです。
納期は、カラーや仕様にもよりますが、注文から2〜3ヶ月程度を見込んでください。
クロスビーのボディーとシートのカラーバリエーション

クロスビーのカラーバリエーションは、個性的なデザインと実用性を両立させた豊富な選択肢が用意されています。
外装色は全11色で、2トーンルーフや3トーンコーディネートなど、自分らしさを表現できるカラーリングが特徴。
シートカラーもブラック、ベージュ、ブルーの3種類から選べ、インテリアの雰囲気を大きく変えることができます。
カラーコーディネートの自由度が高く、ボディカラーとシートカラーの組み合わせで、40通り以上のバリエーションが実現可能です。
たとえば、人気のキャラバンアイボリーパールメタリックの2トーンカラーは、アウトドアテイストと都会的なセンスを融合させた魅力的な仕上がりとなっています。
人気の2トーンルーフ仕様

クロスビーの2トーンルーフは、スタイリッシュな外観を演出する人気のオプションです。
ボディカラーは全9色から選択可能で、ルーフ部分にはブラックを組み合わせることができます。
特に人気なのは「キャラバンアイボリーパールメタリック」と「ラッシュイエローメタリック」の2色でしょう。
2トーンルーフを選択する際は、標準カラーに比べて5万5,000円の追加費用が発生します。
内装色はブラックを基調としたデザインで、シート表皮には撥水加工が施されているため、アウトドアでの使用も安心。MZグレードではシルバーのステッチが施され、高級感のある仕上がりになっています。
また、フロントグリルやドアミラーにもブラックアクセントが配されており、統一感のあるデザインに仕上がり。
2トーンルーフは、クロスビーの個性的なスタイリングをより際立たせる魅力的なカラーといえるでしょう。
個性的な3トーンコーディネート

クロスビーの3トーンカラーは、ボディ・ルーフ・サイドの3つの色を組み合わせた斬新なデザインが特徴です。
人気の組み合わせは、ボディカラーにミネラルグレーメタリック、ルーフにホワイト、サイドにイエローを配した配色でしょう。
3トーンカラーは、若い世代を中心に注目を集めています。サイドのシルバーがアクセントとなり、スポーティな印象を演出することに成功しました。
内装は、シート表皮にファブリックとレザーを組み合わせたコンビネーションを採用。シートカラーはブラックを基調に、サイドにカラーのステッチを施すことで洗練された雰囲気を醸し出しています。
3トーンカラーは、上級グレードのHYBRID MZとHYBRID MVで選択可能。価格は2トーンカラーと比べて5万5,000円高くなるものの、個性的な外観を求めるユーザーから支持を得ています。
クロスビーのリサイクル料金について
クロスビーを新車で購入する際には、リサイクル料金が必要不可欠な費用として含まれます。
この料金は、将来の環境負荷を軽減し、資源の有効活用を促進するための重要な制度に基づいています。
具体的には、クロスビーのリサイクル料金は10,000円程度となっています。
この金額は、自動車リサイクル法に基づき、シュレッダーダスト料金、エアバッグ類料金、フロン類料金、情報管理料金などの要素で構成されています。
リサイクル料金は新車購入時に一括で支払う必要がありますが、この制度によって使用済み自動車の適正処理が確保され、環境保全にも貢献しています。
リサイクル料金の内訳
クロスビーのリサイクル料金は、新車購入時に一括で支払う仕組みを採用しています。
2024年モデルの料金は約8,000円となり、これは全グレード共通の金額です。内訳を見ると、エアバッグ類の処理費用が約2,000円。
シュレッダーダスト料金には約5,000円が計上され、情報管理料金として300円程度が加算されました。
この料金体系は、自動車リサイクル法に基づいて設定されています。
リサイクル料金の支払い方法は、新車購入時の一括払いか、使用済み自動車を引き取り時の支払いを選択可能です。
スズキでは環境負荷低減の観点から、車両の95%以上をリサイクル可能な設計を実現。
リサイクル料金は、将来の適切な処理を確実にするための重要な制度として機能しているのです。自動車メーカーは資源の有効活用と環境保全を両立させるため、日々技術革新に取り組んでいます。
クロスビー各グレードの比較

クロスビーの各グレードには、それぞれ異なる特徴と価値があり、あなたのライフスタイルに合わせて最適な選択が可能です。
グレード選びで迷うのは当然のこと。価格差や装備の違いを理解することで、後悔のない選択ができるでしょう。
実際に、多くのユーザーが価格差以上の価値を見出し、上位グレードを選択しています。
グレード間の違いは、安全装備や快適装備の有無だけでなく、内装の質感や走行性能にまで及びます。
例えば、HYBRID MZには、全方位モニターやヘッドアップディスプレイなど、運転をより快適にする装備が標準装備されています。
一方、MXグレードは、必要最低限の装備に絞ることで、お求めやすい価格を実現しました。
以下で、各グレードの特徴と違いを詳しく解説していきます。
HYBRID MZとMVの違い
クロスビーのグレード比較において、HYBRID MZとHYBRID MVの主な違いは装備面に表れます。
HYBRID MZは16インチアルミホイールを標準装備し、フロントグリルにはクロームメッキ加工が施されているのが特徴です。
一方のHYBRID MVのエクステリアはよりシンプルな印象でしょう。
安全装備では、両グレードともスズキセーフティサポートを搭載しています。
ただしHYBRID MZには、全方位モニターカメラなど、より充実した機能が備わっています。
インテリアの質感も異なり、HYBRID MZではシート表皮に上質な素材を使用しました。
価格差は約10万円程度で、HYBRID MZが219万、HYBRID MVが208万からとなっています(※一例)。
燃費性能は両グレードとも優れており、WLTCモード燃費で18.2km/Lを実現。
マイルドハイブリッドシステムの恩恵を存分に受けられます。ボディカラーのバリエーションも同一で、2トーンカラーも選択可能となっているのが魅力的。
MXの特徴と魅力
クロスビーのエントリーグレードであるMXは、コストパフォーマンスに優れた魅力的なモデルです。
メーカー希望小売価格は約194万円から設定され、他グレードと比べてお求めやすい価格帯となっています。
MXの特徴は、実用性を重視した装備構成にあり、LEDヘッドランプやデュアルセンサーブレーキサポートなどの安全装備を標準搭載しました。
室内空間は上級グレードと同様の広さを確保し、5人乗りでも快適な移動が可能でしょう。
燃費性能も優れており、WLTCモード燃費は18.2km/Lを実現。
シートファブリックは落ち着いたデザインで、日常使いに適した仕様となっているのが特徴的。
カラーバリエーションは13色から選択できるため、好みのスタイルに合わせやすいのも魅力です。
装備はシンプルながら必要十分な内容を押さえており、初めてSUVを購入する方にもおすすめのグレードといえるでしょう。
クロスビー新車購入時の注意点Q&A

クロスビー新車を購入する際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
購入前の確認事項や疑問点を整理しておくことで、後悔のない車選びができるでしょう。
具体的には、グレード選びや装備オプション、支払い方法、納期など、様々な要素を慎重に検討する必要があります。
以下で、購入前に知っておきたいポイントと、よくある質問への回答を詳しく解説していきます。
購入前に知っておきたいポイント
スズキのクロスビーを新車で購入する際は、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
まず、グレード選択の際は自分のライフスタイルに合わせた選択が大切でしょう。
HYBRID MZは全方位モニターカメラやデュアルセンサーブレーキサポートなど、最新の安全装備が充実した仕様となっています。
契約時には値引き交渉も重要なポイントです。
都市部の大手ディーラーと地方のディーラーでは、値引き額に10万円程度の差が出ることも。オプション選択は慎重に検討しましょう。
不要なオプションを付けると、総額が予算をオーバーしてしまう可能性があります。
納期については、人気カラーや2トーンルーフ仕様を選択すると、通常の3ヶ月から半年程度まで延びる場合があるため注意が必要です。
また、自動車保険の選択も重要なポイント。
初年度から任意保険に加入することで、万が一の事故に備えることができます。
見積もり時には、諸費用も含めた総額を確認することをおすすめします。
登録費用や自動車税、重量税など、車両本体価格以外にも約15万円程度の費用が発生するためです。
値引き交渉の際は、これらの費用も含めた総額での交渉が賢明な選択といえるでしょう。
よくある質問とその回答

クロスビーの新車購入を検討する際、多くの方から寄せられる質問にお答えしましょう。納車までの期間は通常2〜3ヶ月程度が目安です。
値引き交渉については、人気車種のため大幅な値引きは期待できませんが、オプションパーツとの組み合わせで5〜10万円程度の商談は可能でしょう。
メンテナンス費用は、年間2〜3万円程度を見込む必要があります。
燃費性能については、WLTCモード燃費で18.2km/Lという優れた数値を実現。
車両保険は、新車価格が200万円前後のため、年間2〜3万円程度の保険料を想定しておくと良いでしょう。
また、ボディサイズは全長3,760mm×全幅1,670mm×全高1,705mmと取り回しやすい設計のため、初めてSUVを購入する方にも安心です。
駐車場探しの際は、全高が1,705mmあることに注意が必要。
一般的な立体駐車場の制限高さは2,100mmなので、ほとんどの場合問題なく利用できます。
まとめ:クロスビー新車の総額と選び方のポイント

今回は、コンパクトSUVの購入を検討中で、予算と実用性を重視する方に向けて、
- クロスビーの新車価格と諸費用の内訳
- 装備グレードによる価格変動のポイント
- 維持費や税金を含めた実質的な総額
上記について、経験を交えながら紹介してきました。
クロスビーは、新車194万円〜という価格設定でありながら、充実した安全装備と実用的な室内空間を兼ね備えた車両です。
購入を検討される際は、基本グレードから上級グレードまでじっくりと比較検討することをおすすめします。
クロスビーは、街乗りから週末のレジャーまで、ライフスタイルに合わせて幅広く活用できる一台。
まずは近くのスズキディーラーで実車を確認し、試乗してみることから始めてみましょう。
あなたにぴったりのグレードと装備で、理想のカーライフを実現できることを願っています。