「クロスビーのリコールは発生しているの?」
スズキのクロスビーは、独特のデザインと優れた性能で人気の小型SUVですが、リコールや不具合が発生することがあります。
この記事では、クロスビーのリコール情報やよくある不具合について詳しく解説します。
目次
リコールとは?
スズキ・クロスビーは2017年に発売され、いくつかのリコールが発生しています。
車を購入したあとに、設計や製造上の過誤で製品に欠陥が分かる場合があります。
車は、不具合が数多く起こると、メーカー側が部品を回収して修理する「リコール」が発生。
リコールが出た場合は、ディーラーの点検修理を受けることになります。
クロスビーは、マイナーチェンジで改良され、現在は4型になっています。
クロスビーのリコールの情報
スズキ・クロスビーは、どのようなリコールがあるのでしょうか?
リコール情報をチェックしてみました。
現在報告されているのは、3つのリコールです。
- エアバッグの不具合
- 車載通信コントローラの制御プログラム
- 走行中にエンストするおそれがある
リコール報告は上記の3つです。(2021年8月)
エアバッグ
<不具合の内容>
助手席エアバッグの取付作業が不適切なため、助手席エアバッグ固定用スクリュが取付けられていないものがあるようです。
そのため、衝突時にエアバッグが正常に展開せず、乗員保護性能が低下するおそれがあるとのこと。
助手席に乗っている人の安全にも関わるので、該当している車の場合は、早く修理したい所です。
<該当車種>
クロスビー
型式:DAA-MN71S
- リコール開始日は、平成30年11月14日
- リコール対象車の製作期間:平成30年9月3日~平成30年9月20日
- リコール対象車の台数、382台
- リコール対象車の車台番号:MN71S-126235~MN71S-127702
平成30年9月の17日の間に製造された車が対象で、台数は、382台となり、確率的には低いかもしれません。
車載通信コントローラの制御プログラム
故障データを読み出せない、バッテリーが上がり、エンジンが始動できなくなる可能性があります。
車載通信コントローラの制御プログラムが不適切なため、イグニッションスイッチをオフにした際に、当該コントローラの通信機能が停止することがあります。そのため、外部故障診断機使用時に、故障データを読み出せないおそれがあります。また、イグニッションをオフにしても当該コントローラに待機電流が流れ続けるため、車両を使用せずに数日間駐車した場合、バッテリーが上がり、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。
<対策>
全車両、車載通信コントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える、または、車載通信コントローラを対策品に交換します。
<該当車種>
クロスビー:DAA-MN71S
- リコール対象車の車台番号:MN71S-100140~MN71S-109309
- リコール対象車の製作期間:平成29年11月20日~平成30年3月2日
- リコール対象車の台数:9,152台
対象車かどうかを確認してください。
走行中にエンストするおそれがある
燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。
2017年9月28日から2019年10月9日に製造されたクロスビーがリコール対象です。(2WD車のみ)
<対策>
全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換
DAA-MN71S
MN71S-169166~MN71S-171974
令和2年7月3日~令和2年9月15日4AA-MN71S
MN71S-200002~MN71S-202787
令和2年9月28日~令和2年11月2日
引用:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2021/0408/
リコール対象は、2WD車のみです。
その後、追加で対象台数が拡大しています。
DAA-MN71S
MN71S-100140~MN71S-113677
平成29年11月20日~平成30年4月17日 13,467台MN71S-130152~MN71S-151706
平成30年10月30日~令和元年8月28日 20,698台
引用:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2024/0126/
※対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合があります。
リコールの流れ
リコール対象の車両を所有している場合は、早めにディーラーで修理を受けることが重要です。
リコールの流れ
- 通知の受領
- ディーラーへの連絡
- 車の持ち込み
- 無料修理
- 修理完了の通知
リコール対象車のオーナーには、スズキからハガキや封書でリコール通知が送られてきます。この通知には、リコールの内容、対象車の詳細、修理の必要性などが記載されています。
通知を受け取ったら、まず最寄りのスズキのディーラーに連絡を取り、リコール修理の予約を行います。ディーラーの連絡先は通知書に記載されていますし、スズキの公式ウェブサイトでも確認できます。
予約が完了したら、指定された日時に車をディーラーに持ち込みます。リコール修理には通常、数時間から一日程度かかりますが、具体的な時間は修理内容によります。
リコール修理は全て無料で行われます。部品の交換や修理にかかる費用は一切発生しません。また、ディーラーでの修理中に追加の点検やメンテナンスが必要な場合もありますが、それらの費用については事前に確認してください。
修理が完了すると、ディーラーから連絡があります。車を受け取りに行き、修理内容の説明を受けた後、車を引き取ります。
通常、リコール対象車を保有している場合は、メーカーからハガキの通知や連絡が来ます。
ネットでリコール対象者かどうかを確認することができます。以下の公式サイトで車体番号を入力するとチェックすることができます。
⇒ https://www.suzuki.co.jp/recall/
リコールが不安な方は、車検証をチェックしたり、ディーラーに聞いてみるといいです。
もし対象車になっている場合は、早めに対策した方がいいです。
クロスビーの不具合報告
クロスビーの不具合報告はいくつかあります。
クロスビーの不具合が多いのは「音」に関するもの。
音の中でも、リア周辺から音がするという声が多めです。
- リアの方から耳障りな音がする。
- 車内後方から音がする。
- アイドリングしている時にリアから音がする。
車内後部から音が聞こえてくるという現象があるようです。
インターネット上でも、リアの異音に関しての意見は多かったです。
異音を感じる方は、ディーラーに相談した方がいいかもしれません。
クロスビーの不具合の発生報告はありますが、際立って多いわけではなく、通常の新車で起こる範囲内のレベルです。
まとめ
クロスビーのリコールは、「エアバッグ」と「制御プログラム」と「燃料ポンプ」の3つがありました。
対象車は、それほど多くありませんが、乗っている車が対象車の場合は早めにリコール修理した方がいいです。
もし、車に乗っていて、おかしいなと感じたら、ディーラーで見てもらうのがいいです。
小さなトラブルや不具合は、大きなトラブルにつながることもありますので、気になることがあったら早めに対策した方がいいです。
不具合が気になる時は、「自分の車だけそうなのか?」「他にも同じような症状が出ている車がないか?」をチェックしてみるといいかもしれません。
今後、リコール扱いになることもありますので、時々、不具合やリコール情報もチェックしてください。