クロスビーは、2025年10月にマイナーチェンジが行われ、新型エンジン搭載が搭載されました。
※【重要】2025年10月2日に発売された新型クロスビーでは、エンジンが大幅に変更されています。
従来の1.0Lターボエンジンから、新開発の1.2L自然吸気エンジンに刷新。
2025年の新型と、それ以前ではエンジンが異なるため注意が必要です。
この記事では、それぞれのエンジンのオイルの種類、粘度、量を記載しています。
搭載にエンジンによってことなるため、クロスビーの型式を確認して間違えないように注意してください。
目次
新型と旧型はエンジンオイルが違う?
クロスビーは2025年10月のマイナーチェンジでエンジンが変更されたため、エンジンオイルの種類と量が異なります。
間違ったオイルを使用するとエンジンに悪影響を及ぼす可能性があるため、必ず自分のクロスビーの型式を確認してください。
<新型と旧型の主な違い>
| 新型(2025年10月~) | 旧型(~2025年9月) | |
|---|---|---|
| エンジン型式 | Z12E型(1.2L NA) | K10C型(1.0L ターボ) |
| 推奨粘度 | 0W-16(0W-20、5W-30も可) | 5W-30 |
| オイル交換時 | 2.9L | 2.7L |
| エレメント交換時 | 3.1L | 2.9L |
車検証の「型式」欄を確認してください。
- 新型:MN71S(Z12E型エンジン)
- 旧型:MN71S(K10C型エンジン)
※型式番号は同じですが、年式とエンジン型式で判別できます。
それでは、それぞれのエンジンの詳細を見ていきましょう。
新型クロスビーのエンジン(2025年10月~)
<新型クロスビーのエンジンスペック>
- 型式:Z12E型 4サイクル直列3気筒 自然吸気 + マイルドハイブリッド
- 排気量:1,197cc(1.2L)
- 最高出力:59kW(80ps)/5,700rpm
- 最大トルク:108Nm(11.0kgf-m)/4,500rpm
- トランスミッション:CVT
- 燃料:レギュラーガソリン
主な変更ポイント
- ターボエンジンから自然吸気エンジンへ変更
- 排気量が1.0Lから1.2Lに拡大
- 6速ATからCVTへ変更
- WLTCモード燃費が18.2km/L→22.8km/L(2WD)へ大幅向上
- 静粛性が向上
新型クロスビーのエンジンオイル(2025年10月~)
新型クロスビーのエンジンオイルについては、スズキ純正エンジンオイルの使用が推奨されています。
従来モデルと同様に、スズキ純正エンジンオイル エクスターF(ECSTAR F)の使用が基本となります。
推奨オイル
- グレード:SN以上
- 粘度:0W-16(推奨)、0W-20、5W-30
エクスターF SN 0W-16プラス
新型のオイル仕様
- グレード:エクスターF SN 0W-16
- オイル交換時:2.9L
- エレメント交換時:3.1L
※新型エンジンの具体的なオイル量については、車両の取扱説明書をご確認ください。
一般的に、1.2Lクラスのエンジンでは約3.0L前後のオイル量となることが多いですが、正確な数値は必ず取扱説明書で確認してください。
旧型クロスビーのエンジン(~2025年9月)
2017年12月~2025年9月まで販売されていた従来モデルのエンジン情報は以下の通りです。
<旧型クロスビーのエンジンスペック>
- 型式:K10C型 4サイクル直列3気筒直噴ターボ + マイルドハイブリッド
- 排気量:996cc(1.0L)
- 最高出力:73kW(99ps)/5,500rpm
- 最大トルク:150Nm(15.3kgf-m)/1,700-4,000rpm
- トランスミッション:6速AT
- 燃料:レギュラーガソリン
クロスビーのグレードには「ハイブリッドMZ」と「ハイブリッドMX」がありますが、どちらも同じエンジンを使用しています。
旧型のオイル仕様
- グレード:エクスターF SN 5W-30
- オイル交換時:2.7L
- エレメント交換時:2.9L
スズキ純正 エンジンオイル エクスターF SN 5W-30 20L 99000-21A40-026/9900021A40026 99000-21D80-026にラ...
注意事項
- 2025年10月以降に生産された新型クロスビーをお持ちの方は、必ず車両に付属の取扱説明書でエンジンオイルの仕様を確認してください
- 中古車を購入される場合は、年式によってエンジンが異なりますので、必ず型式を確認してください
- オイル交換の際は、ディーラーや整備工場に車両情報を正確に伝えることが重要です
粘度、量、交換方法について
エンジンオイルの性能を最大限に引き出すには、適切な粘度のオイルを正しい量で使用し、定期的に交換することが大切です。
ここからは、オイルの粘度の見方、必要なオイル量、交換時期の目安、交換方法について詳しく見ていきましょう。
クロスビーのオイル粘度
クロスビーに使用されているエンジンオイルは以下の粘度のものです。
スズキ純正エンジンオイル エクスターF
SN SAE:0W-16、0W-20、5W-30
SNは高いグレードのオイルです。
エンジンオイルは「低温時では硬く、高温時では柔らかい」という特性をしています。
オイル粘度を表した代表的なものとして「SAE規格」があります。
5W-30は、オイルの「低温時での粘度と高温時での粘度」を表したもの。
5Wが低温時での粘度で、「5W」の「W」とは、ウインター(冬)を表し、寒い冬での粘度の度合いを指します。
この数値が小さければ小さいほど「低温時でも柔らかいオイル」です。
低粘度オイルは「燃費が良い」などの効果があります。
5W-30の30は高温時での粘度のことで、数値が大きければ大きいほど、高温時でも硬さを保ったオイルです。
※SAEは、適切なものを選ばないとトラブルにつながるため注意してください。(新型と旧型では異なります)
スズキ純正以外のオイルをいれる場合は、同じグレード・粘度の「SN」を選ぶのが良いです。
オイルの量
クロスビーのエンジンオイルの参考量は以下の通りです。
<クロスビーのオイル量>
- オイル交換:2.7L
- エレメント交換時:2.9L
※MN71Sの例
オイルエレメントを交換する時の方が使用量が増えます。
新型クロスビーは1.2Lエンジンになり、オイルの量が増えています。
オイルの交換頻度は?
エンジンオイルは、走行距離1万キロ、12か月ごとのどちらか早い方での交換となっています。
ただし、使用条件などでも変わってきます。
オイルフィルター(エレメント)は、オイル交換、2回に1回交換するのが良いです。
オイルには、いろいろな種類がありますが、適切なオイルグレードと粘度を洗濯する必要があります。
オイルの交換方法
オイルは上抜きと下抜きがあり、一般的には、下から抜くパターンが多いです。
下から抜くには、クルマをリフトアップしてもちあげて、下にもぐって作業しますので、設備がないと難しいです。
また、廃油の処理がありますので、オイル交換は整備工場やカー用品店で行うのがいいです。
自分で行う場合は、廃油処理パックなどを使用するといいです。
クロスビーの取付け作業はこちらが参考になります ↓
まとめ
クロスビーのメンテナンスには、適切なエンジンオイルの選択と定期的な交換が不可欠です。
純正オイルや高性能オイルを使用することで、クロスビーの性能を最大限に引き出し、長く快適に乗り続けることができます。
この記事を参考にして、愛車のメンテナンスをしっかり行いましょう。
クロスビーのパーツ選びの参考になればと思います。











