クロスビーにヒッチメンバーを取り付けることで、車の用途が大きく広がります。
この記事では、クロスビー用ヒッチメンバーの基礎知識から選び方、取り付け方法、活用法まで詳しく解説します。
初心者の方でも安心して取り付けられるよう、ステップバイステップでご案内します。
目次
クロスビー用ヒッチメンバーの基礎知識
クロスビーにヒッチメンバーを取り付ける前に、基本的な知識を押さえておきましょう。
ヒッチメンバーとは
ヒッチメンバーは、車両後部に取り付ける金属製の装置です。
主な役割は以下の通りです。
- トレーラーやキャンピングカーの牽引
- 自転車キャリアの取り付け
- カーゴキャリアの設置
ヒッチメンバーは、クロスビーの車体に直接取り付けられ、トレーラーヒッチやヒッチボールと呼ばれる部品を介して様々な装置を連結します。
クロスビーにヒッチメンバーを付ける利点
クロスビーにヒッチメンバーを取り付けることで、以下のようなメリットがあります。
- 荷物の積載量が増える
- アウトドアの幅が広がる
- 車の多機能性が向上する
- 必要に応じて着脱可能
これらの利点により、クロスビーの使用用途が大幅に拡大します。
注意すべき点と法的規制
ヒッチメンバーの取り付けには、いくつかの注意点と法的規制があります。
- 車検対応製品を選ぶ
- 取り付け後の車検が必要
- 牽引能力を超えないよう注意
- 道路運送車両法を遵守する
これらの点に注意しながら、安全かつ適法にヒッチメンバーを利用しましょう。
クロスビー専用ヒッチメンバーの種類と選び方
クロスビー用のヒッチメンバーには、主に3種類があります。
それぞれの特徴を理解し、適切なものを選びましょう。
固定式ヒッチメンバー
固定式ヒッチメンバーは、クロスビーの車体に恒久的に取り付けるタイプです。
特徴
- 安定性が高い
- 頑丈で耐久性がある
- 取り付け後の取り外しが困難
着脱式ヒッチメンバー
着脱式ヒッチメンバーは、必要に応じて取り付け・取り外しができるタイプです。
特徴
- 使用しないときは外せる
- 見た目がすっきりする
- 取り付け・取り外しの手間がある
電動格納式ヒッチメンバー
電動格納式ヒッチメンバーは、ボタン操作で収納・展開できる最新型です。
特徴
- 使い勝手が良い
- 高級感がある
- 価格が比較的高い
電動格納式ヒッチメンバーは、クロスビーでは設定がありません。
クロスビーに適したヒッチメンバーの選び方
適切なヒッチメンバーを選ぶために、以下の点を確認しましょう。
牽引能力を確認する
クロスビーの牽引能力と、使用するトレーラーや装置の重量を確認し、適合するヒッチメンバーを選びます。
車両との適合性を確認する
クロスビーの年式やグレードに合ったヒッチメンバーを選択することが重要です。
メーカーの適合表を確認しましょう。
使用目的に合わせて選ぶ
主にトレーラー牽引に使用するのか、自転車キャリアを取り付けるのかなど、用途に応じて適切なタイプを選びます。
以上の点を考慮し、クロスビーに最適なヒッチメンバーを選択してください。
クロスビー専用ヒッチメンバー3選
クロスビー専用のヒッチメンバーの種類は多くはありませんが、以下のようなメーカーから販売されています。
適合確認、駆動方式の確認を行ってください。
サン自動車
サン自動車からクロスビーのヒッチメンバーが販売されています。
ヒッチメンバー タグマスター STD
メーカー品番:TM815020 汎用ハーネス付き
牽引クラスA(500kg)
クロスビー(2WDと4WDの設定あり)
DAA-MN71S(H29.12~)
SOREX(ソレックス)
ソレックスからクロスビーのヒッチメンバーが販売されています。
ヒッチメンバー スチール:SS-031
クロスビー2WD (MN71S)
ソレックスのヒッチメンバーは、さまざまな種類があります。
目的に合わせて選んでください。また2WD用と4WD用の設定もあるので注意してください。
次のセクションでは、実際の取り付け手順について詳しく解説します。
クロスビーへのヒッチメンバー取り付け手順
クロスビーにヒッチメンバーを取り付ける作業は、適切な手順と注意を払えば、DIYで行うことができます。
ただし、穴あけが必要になるため、ドリルなどが必要になります。
以下に、取り付けの流れを詳しく説明します。
必要な工具と準備
取り付け作業を始める前に、以下の工具と材料を準備しましょう。
- ソケットレンチセット
- トルクレンチ
- ドリル
- ジャッキとジャッキスタンド
- 防錆スプレー
- ワイヤーブラシ
- 作業用手袋
- 保護メガネ
必要に応じて、ドリル、配線に必要な工具なども用意してください。
また、クロスビー専用のヒッチメンバーキットを用意してください。
取り付け手順の詳細説明
1.車両の準備
クロスビーを平坦な場所に停め、パーキングブレーキをかけます。
必要に応じてジャッキアップし、安全のためジャッキスタンドで支えます。
2.取り付け位置の確認
リアバンパーの下部にある取り付けポイントを確認します。
錆びている場合は、ワイヤーブラシで清掃し、防錆スプレーを塗布します。
※基本的には、穴開け、バンパー脱着が必要となります。
3.ヒッチメンバーの仮付け
説明書に従い、ヒッチメンバーを車体に合わせます。
ボルトを軽く締めて位置を固定します。
4.ボルトの本締め
すべてのボルトが正しい位置にあることを確認します。
トルクレンチを使用し、指定されたトルク値でボルトを締めます。
5.電気配線の接続
トレーラーランプ用の配線がある場合は、説明書に従って接続します。
6.最終確認
すべてのボルトが正しく締められているか再確認します。
ヒッチメンバーがしっかりと固定されているか確認します。
参考取り付け時間は2時間〜
注意点とトラブルシューティング
- ボルトの締め付けは均等に行い、片締めにならないよう注意します。
- 電気配線を接続する際は、ショートしないよう慎重に作業します。
- 取り付け後、異音や振動がある場合は、すぐに点検・再調整を行ってください。
トラブルが発生した場合や、自信がない部分がある場合は、専門店や整備士に相談することをおすすめします。
次のセクションでは、ヒッチメンバーのメンテナンス方法について解説します。
クロスビー用ヒッチメンバーのメンテナンス方法
クロスビーに取り付けたヒッチメンバーを長く安全に使用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
ここでは、ヒッチメンバーのメンテナンス方法について詳しく解説します。
定期点検の重要性
ヒッチメンバーの定期点検は、安全性を確保し、故障を未然に防ぐために非常に重要です。
以下のポイントを定期的にチェックしましょう。
- ボルトの緩み
- 錆や腐食の有無
- 亀裂や変形の確認
- 電気配線の状態
定期点検は、最低でも月に1回、長距離走行の前後には必ず行うようにしましょう。
清掃と潤滑
ヒッチメンバーの性能を維持するためには、定期的な清掃と潤滑が重要です。
清掃手順
- 水で全体的な汚れを落とす
- 中性洗剤で油汚れを除去
- よく乾かす
- 防錆スプレーを塗布
潤滑
- 可動部分には、適切な潤滑油を塗布します
- 過度の潤滑油は、逆に埃を吸着するので注意が必要です
これらの作業は、月に1回程度行うことをおすすめします。
特に、海辺や雪道を走行した後は、塩分による腐食を防ぐため、すぐに清掃を行いましょう。
部品の交換時期
ヒッチメンバーの各部品には寿命があり、適切なタイミングでの交換が必要です。
主な交換部品と目安
- ヒッチボール:2〜3年ごと、または摩耗が見られたとき
- 固定ピン:変形や摩耗が見られたとき
- 電気配線:被覆の劣化や断線が見られたとき
これらの部品は、使用頻度や環境によって劣化速度が異なります。定期点検時に状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。
適切なメンテナンスを行うことで、クロスビーのヒッチメンバーを長期間安全に使用することができます。
不安な点がある場合は、専門店や整備士に相談することをおすすめします。
まとめ:クロスビーにヒッチメンバーを付けて、アウトドアライフを充実させよう
クロスビーにヒッチメンバーを取り付けることで、車の活用範囲が大きく広がります。
この記事では、以下の内容を詳しく解説しました。
- クロスビー用ヒッチメンバーの基礎知識
- ヒッチメンバーの種類と選び方
- 取り付け手順
- 活用法
- メンテナンス方法
これらの知識を活かし、クロスビーにヒッチメンバーを取り付けることで、アウトドアライフがより充実したものになるでしょう。
キャンピングトレーラーの牽引や自転車の運搬など、新たな冒険の扉が開かれます。
ただし、安全性の確保が最も重要です。適切な選択、正しい取り付け、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
また、法令遵守も忘れずに、楽しく安全なドライブを楽しんでください。
クロスビーにヒッチメンバーを付けることで、あなたの車がさらに多機能になり、新たな冒険の可能性が広がります。
さあ、充実したアウトドアライフを楽しみましょう!